Ability DAWソフト 最強のスコア入力 の今回は3回目になりますが、調や譜表、拍子などの基本的設定についてご説明します。
新規にファイルを作るとき
新規に作るときは、テンプレートからつくるか
テンプレートを利用しないでMIDIトラックをいくつ作るか、オーディオトラックをいくつ作るかを決めます。
トラックを増やしたり、削除したりする作業は簡単ですので、わたしの場合はMIDIトラック10、オーディオトラックを3~4に設定しておきます。
というのは、使いそうなトラック数だけをつくるか、必要最低限にするなど、スコア入力はソングエディタ画面でトラックを見た時に最初からたくさんあるとわかりにくいからです。
そのため、私は少なめに作るのです。テンプレートを利用しない場合は以下の画面で設定します。
上記画面で「2019‗11_28_新規プロジェクト」となっているところは、これから作ろうというファイル名を入力します。「OK」ボタンを押すとファイル名のフォルダとファイルが作られます。
その際に保存するフォルダを確認しておいてください。後から呼び出すときに「どこのフォルダに保存したっけ?」とならないためです。フォルダの保存先をあらかじめ「このあたりのフォルダにしておこう」と決めておくことをおすすめします。
スコアの設定
あらかじめ、キーが決まっている、拍子が決まっている。イントロ、コーラス部分、間奏、エンディングが決まっていれば、最初から設定をしておくと便利です。
調を設定する ウィンドウ
開始小節を1(デフォルトの数値です)にしておくと全体を設定できます。
拍子を設定するウィンドウ
これも開始小節を1にしておくと全体を指定できます。途中で変わる場合でも最初に全体を指定しておいた方が良いと思います。
複縦線/終止線を設定するウィンドウ
曲のサイズやAメロ、Bメロ、サビ等、最初からサイズが決まっている場合は複縦線を設定しておくと便利です。
必ずしもこのウィンドウで設定する必要はありません。あとからいつでも変更できます。
移調楽器の設定ウィンドウ
移調楽器が入る場合はここで設定します。
私の場合、実音で音を確認するので、トランペットでもサックスでも移調楽器を設定することはありません。
楽譜作成ソフトの場合は、アンサンブルの現場でパート譜を渡して演奏を行うなど、必要な場合が多いでしょう。
譜表の設定ウィンドウは画面が省略しましたが、トラックごとに設定します。また後からでも簡単に設定できます。