第二の国歌と言われる「ふるさと」。正式には「故郷」と記されるようですが、ウクレレの音域と今回使用する文部省唱歌「ふるさと」のキーCとGとFの音域を確認します。以下の図をご覧ください。
「ふるさと」と音域は広くない 一オクターブ+長2度
「ふるさと」の音域は一般的な流行歌に比べると狭いです。一オクターブ+一音です。キーFとGは割と低いところを使いますので、開放弦を十分に使えます。
それに比べてキーCは開放弦はほとんど使えません。実際にメロディを弾くときには使用しない方がいいと私は思います。
「ふるさと」の標準キーはG!?
ウィキペディアのサイトに掲載されている楽譜はキーGです。ト長調です。
これをウクレレのタブ譜にすると以下のようになります。
標準キーで弾かなくてはいけないということはありません。ご自分の都合のいいキーで弾くことをおすすめします。
1弦の5フレットのレの音、7フレットのミの音がすこし飛び出ていますが、無理なくメロディが弾けると思います。
ウクレレの最低音の「ド」を弾くキーF
それでは次にウクレレはドの音がいちばん低い音です。開放弦がフルに使えるキーです。キーFとGは一般的な男声キーとなります。
文部省唱歌「ふるさと」とハ長調で
キーをCにすると一般的に女性が楽に歌えるキーなので、女声キーと言えます。
メロディを弾くとなると少し難しくなりますが、それも合わせてご説明します。
まずはキーCにすると以下のようになります。
キーCになると高い音ばかりでてきますね。しかし、Cでメロディを弾けるようになると、高いところのドレミファソラシドの位置が覚えられるようになりますので、このキーでもメロディが弾けるといいと思います。
私なりにコツをお伝えします。以下の図をご覧ください。
人差し指を5フレット、薬指を7フレット、小指を8フレットに置きます。10フレット、12フレットのメロディを弾いたあともすぐに元の位置に戻って弾きます。
パソコンのブラインドタッチを覚えるときのように基本の位置に常に戻ってタイピングするようなことと同じです。それを繰り返すことによって、指板を見なくても弾けるようになります。
注目すべきは、この基本位置では中指をしないことです。
伴奏を使ってメロディを弾いてみようということでしたら、以下の私の動画サイトをよろしかったらお試しください。