コード進行ナビ

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コード進行からメロディーを引き出していくことを様々なデータを元に角度でスポットを当てて作曲していきましょう。 ヒット曲などで実際に使用されるコード進行を例に挙げながら 詳しく解説していきます。

ポップス系サイトです。 作曲、編曲など音楽理論を学びながら進めていきます。 このページはすべて、メジャー・キーの場合はC、マイナー・キーの場合はCmに置き換えて説明していきます。 ご不明な点はダイアトニックコード一覧表をご参考ください。 コード進行からメロディライティングをする時のヒントとなります。 またメロディ先行で作った場合も、コード付けのヒントになる場合があります。

1.循環コード(Chord Pattern)

循環コードとは以下の例にあるようにコード進行が繰り返されり、一部使用され、曲が作られる場合が多く見られます。

C→Am→F→G7
C6→Am7→Dm7→G7
C→C7→F→Fm
C→C#dim→Dm7→G7
C→Ebdim→Dm7→G7

日本では、加山雄三さんの「君といつまでも」など、外国曲では、「DIANA」「OH, CAROL」などの往年のヒット曲は、同じコードの進行が何度も繰り返されて曲が作られています。こんな例は限りなくあります。

【ヒット曲の実例による循環コード】

循環コードとまでは言えないようなものでも、トニックで始まり、トニックに戻ると、理屈の上では繰り返しが可能という解釈でヒット曲の実例を挙げていきます。

  • C   Cmaj7  | C6  C  | C   Cmaj7  | C6  C  | 
    循環コードというよりはクリシェの部類に入りますが、この進行が繰り返されてメロディーが流れます。
  • C   Cmaj7  | F/C  Fm/C | C   Cmaj7  | F/C  Fm/C | (UP WHERE WE BELONG)
    2小節の繰り返しですが、ベースの音がすべてCでペダルトーンの効果が出て、次の展開に期待感があります。
  • C     Caug  |  C6    Caug | C ((JUST LIKE)STARTING OVER)
    これもクリシェの部類にはいりますが、繰り返し可能。
  • C   C7/Bb |  F  F#dim G7 | C   C7/Bb |  F  F#dim G7 |(HALLELUJAH I LOVE HIM SO)
    2小節単位で繰り返されています。
  • C     Dm  | Em Dm |(WOMAN)
    この進行は1回きり使用されていますが、やはりCコードに戻っていますので、繰り返しはできます。
  • C     | Em   | Dm  | G7sus4  G7 |C… (AL DI LA)
  • C     | Em/B  | Am  | Em/B | C … (TAKE MY BREATH AWAY)
    始まりの4小節が繰り返されています。

2.コード進行の数々(メジャー・キー[MAJOR KEY]編)

コード進行の性格、効果、理論的なことなどを解説していきます。 コードとコードの間にカンマがある場合は、1小節に2つのコードがある場合です。 わかりやすくするために全部キーCで表記しています。

→は1小節ずつ、カンマがある場合は、1小節の中に2つのコードがあるという意味です。