浅倉大介の作曲・アレンジ教室
2011年10月21日 初版発行。
発行所:リットーミュージック
定価(本体2,200円+税)
【作曲法・理論書の本一覧】
2010年にキーボードマガジン、尚美ミュージックカレッジ協力のもと、「浅倉大介の作曲/アレンジ法セミナー」が全4回にわたって開催された内容をもとに再編されたものです。
第1章の作曲編では
1.コードからの曲作り
2.メロディーからの曲作り
3.音色からの曲作り
特にポップスを作曲する場合の普段から心がけておくこと、コードの響きからメロディーを導くこと、分数コードの活用、転調をうまく使う、DAWでの確認、歌い出しの音程、シンセの音色からインスパイアーされる曲想など、譜例をたくさん使いながら説明がされています。
第2章では
1.アレンジや攻勢を作る前にしておくこと
2.曲の展開を考えてアレンジする
3.シンセ基礎知識
ここではアレンジをしていく作業で気をつけることや、シンセを使うメリット、デメリットなどさすがに実践的なアプローチが説明されています。
第3章は
1.リズム・セクションの打ち込み
2.ベースの打ち込み
だいたいはドラムスとベースを打ち込みから始め、土台を作っていくという手法が多いと思います。
ここでは「グルーヴ」出すためのコツとは」という部分は大いに参考にすべき内容かと思います。
第4章では、「アレンジ編③ ~上モノの打ち込み
1.パット・サウンドの打ち込み
2.シーケンス・フレーズの打ち込み
3.エフェクティブなサウンドの打ち込み
筆者の浅倉さんが得意とする上モノのサウンドやフレーズに解説しています。
第5章 ミックス編 ~楽曲を完成形にするために
1.ミックスをする上での心得
2.ミックスの実践
第6章 一問一答集
以上となっていますが、浅倉さんは「access」というユニットで有名ですが、すでに最先端のサウンドを追及して約35年くらい経過していますが、そういう人の話はなかなか聞く機会がないかと思います。