ウクレレコードの裏ワザ Fmaj7(FM7、FMaj7、F△7)の簡単なコードフォーム

ウクレレ(ukulele)でFmaj7「エフ・メジャー・セブン」というコードについて解説します。このコードネームはFM7、FMaj7、F△7というように表記されることもあります。
私はこれからウクレレの動画を作って、ウクレレ初心者の方に少しでも挫折することにならないようになること、楽しく学習できるための動画を作ろうと思っていた矢先に、このFmaj7のコードフォームは「初心者にはハードルが高すぎるだろう」という問題があることを知りました。以下はもう少し簡単に弾けるコードフォームをギタリストの視点も含めて、理論も加えて解説いたします。

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ウクレレ Fmaj7の基本のコードフォーム

まず最初に、ネットでいちばん多く出てくるコードフォームです。押さえてみてください。このコードフォーム非常に押さえにくいです。

Fmaj7

いかがでしょう?挫折するような難しさです。
これを楽譜、タブ譜にすると以下のようになります。

Fmaj7コードの理論上で見る

まず、Fmaj7というコードは音楽理論上、低い音からファ、ラ、ド、ミと3度ずつ上に積み重ねたコードです。

Fmaj7のおすすめコードフォーム

上記タブ譜の音符にばっちり合致するのが以下のコードフォームです。

いかがでしょうか?押さえやすいコードフォームだと思います。
弾いた音もすごくバランスがいいと思います。
このフォームに難点があるとすると、曲を弾いていた時に、開放弦を使ったオープンコードフォームからいきなり5フレットの位置に飛ぶことでコードチェンジするときに、少し押さえにくさがあるかと思いますが、その場合は前後のコードフォームを移動しやすいコードフォームに変えるという裏ワザがあるのですが、ここでは割愛します。

Fmaj7その他のコードフォーム

他のコードフォームを調べていたら以下のコードがありました。
これも押さえやすいと思います。③と④の指は②と③にしても極端に①と②で押さえても構いません。まずはご自分の押さえやすい形で弾きましょう。
本来、ルート音ファの音から7番目の音、長7度の音までmajor 7thの響きになるのですが、このコードフォームの場合低い音にミの音があって半音上のファとは音楽理論上短2度でぶつかり合っていますので、違和感を感じる人もいるでしょう。

Fmaj7 オープンコード2

これを楽譜にするといかのようになります。

これは最初に出てきた音と全く同じです。同じならこのフォームの方がいいかもしれません。

最も簡単なコードフォーム

指1本で弾けるフォーム

いかがでしょう。指1本で弾けるフォームです。
上記で説明したファ、ラ、ド、ミの構成音のうち、ルート音のファを省略しています。ラの音が重複した形で、このフォームの構成音はラ、ド、ミなのでまさにAmのコードになります。実際にウクレレで弾いてコードの響きを確かめてみてください。ご自分で少しでも違和感を感じるなら別のコードで弾くことをおすすめします。

次に以下のコードも候補です。

ルートの省略形

これもルートを省略形で、ラ、ド、ミのまさにAmのコードです。これはドの音が重複した形です。これも違和感を感じるかもしれませんが、間違っているわけではありません。

ちょっとした説明

まだ他にもフォームがたくさんありますが、あまり実用的はないかもしれません。ポピュラー音楽理論では、これまでの説明のように、コードの構成音を省略して弾くケースがたびたちあります。
ちなみに省略して影響が少ないのは1度と5度、つまりファとドです。3度のラはコードの性格を表す音なので一般的に省略しません。7度は英語で表記するとmajor 7thなのでFmaj7の7度の音を弾かないとメジャーセブンスコードとして響きがなくなり、ただのFというコードになります。
特にバンドなどベースが入った編成では、ベーシストがファの音を出すので、major 7thの音が際立って聴こえるわけです。

大胆な言い方をすれば、Fmaj7ではなく、Fというコードを弾いても音楽的に影響は大きくないです。間違った響きはしません。
ですので他のコードネームで「maj7」という表記のコードがあったら、例えばGmaj7はGで、Bbmaj7はBbで弾いてもいいわけです。必要な音が足りないだけで、音楽的には発音していい音だけがなることになります。ウクレレを弾きこなしていくうちにどうしても「メジャーセブンスコードの響きがやっぱりほしい」と思ったその時に学習しても構わないわけです。

メジャーセブンスコードというのは、おしゃれなコードなのです。

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