ウクレレコードを覚えて、弾いて歌って楽しく過ごしましょう。可愛いのは外見だけではありません。弾けるようになるときっと楽しくなります。
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1.スリー・コードとは
スリーコードとは、文字通り3つの和音、曲を構成する主要3和音のことを言います。
トニックコード(主和音)、サブドミナント(下属和音)、ドミナント(属和音)の3つで、音楽理論上、そのように扱われています。

メジャーキー、マイナーキーの扱いやすいキーを例にあげてみます
キー | トニックコード | サブドミナント | ドミナント | ドミナント7th |
key | Tonic Chord | Sub-Dominat Chord | Dominant Chord | Dominant 7th Chord |
調 | 主和音 | 下属和音 | 属和音 | 属七和音 |
Cメジャー ハ長調 | C | F | G | G7 |
Fメジャー ヘ長調 | F | Bb | C | C7 |
Gメジャー ト長調 | G | C | D | D7 |
Aマイナー イ短調 | Am | Dm | E | E7 |
Dマイナー ニ短調 | Dm | Gm | A | A7 |
Eマイナー ホ短調 | Em | Am | B | B7 |
スリー・コードなのになぜ4つのコード並んでいるの?とお思いかもしれませんが、例えばCキーでは【C、F、G】よりも【C、F、G7】で使われる方が多いので
す。同じくマイナーキーのAmキーでは【Am、Dm、E】よりも、【Am、Dm、E7】の方が圧倒的に多く使われています。
属和音と属七和音の違いとは?
Cキーでの属和音はG、構成音は【ソ、シ、レ】です。鳴らしてみると普通に協和する和音です。これに対して属七和音G7の構成音は【ソ、シ、レ、ファ】の4和音となります。ファの音はソ(G、一度の音)からソラシドレミファソから数えて7番目の音、短七度の音を加えるので、G7(G seventh chord)となります。この「ファ」の音が加わることによって、不安定な音になります。シとファの音の関係は「増四度」と言って、不協和音程ができるのがドミナント7thコードです。
ドミナント7thコードは不安定な響きを安定な響きにするために、Cコードに進行したり、別のコードを経由して安定を取り戻すなどして曲を構成します。
属和音(G)と属七和音(G7)の扱い方
例えばC-では、GからCへのコード進行、G7からCへの進行の使い分けとしては、GあるいはG7からCに進行しない場合も、好みで選べばいいです。
同じ楽曲ないでもGとG7の響きを聴いて、「GよりもG7を使いたい」、「G7よりも協和するGを使いたい」というような判断でいいのです。